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从p站上搬运的一篇日文小说,顺便求日语大神帮忙翻译
僕、生駒祐希いこまゆうきは最大の危機に陥っている。
それはそうだ。何せ僕は女の子の下着とニーハイを身に着けて自慰をしようと思い立ったところに僕と同じクラスで委員長をしている墨田小百合すみださゆりさんに見られてしまった。旧体育館の倉庫は行事用の備品が多く運動部どころか不良でさえも滅多に近づかない。
「生駒君…だよね」
僕は特に勉強もスポーツも得意ではなく、クラスで目立たなくしているが流石と言うべきか墨田さんは覚えている。
「いじめ…には見えないし…まさかと思うけど自分で用意したの?」
僕が誰かにいじめられていると考えたが、墨田さんは状況から見てそれはないと斬り捨てた。もう此処までくると観念するしかなかった。
「うん…」
僕は男子平均身長より小柄で華奢だ。そして自分で言うのもなんだが、中世的な顔立ちをしているためよく女の子と間違われることが多い。別に男好きとかオカマとかと言う訳でもなく女装に対して興味を持っていた。
ただ、家では両親がいるのでできないし女装と言ってもワンピースや下着等が何着かあるくらいだ。だから一人暮らしの生活ができる場所の高校を受験し、合格。今は借りているアパートで時々女装している。最初は部屋の中でしていたが段々刺激が欲しくなるもの。そこで体育の授業が無い今日を見計らって誰もいない体育倉庫で女装し、オナニーをしようとしたのだ。
「私と同じか。実は私もここでオナニーしようと思っていたの」
意外だった。墨田さんは真面目な性格だから性行為や卑猥な事に厳しい目で見ていると思っていた。今日だって成人向け雑誌を没収していたし。
「そんなに意外?私だってそこまで真面目ではないし欲求不満になることはあるもの。時には息抜きも大切だってことよ」
「そ、そうなんだ…」
「にしても、こうしてみると生駒君って女の子に見えるね」
今の格好をまじまじと見られるのが恥ずかしい僕は意味が無いと知りつつも必死に体を隠す。それが可笑しいのか墨田さんは口角が上がっている。
「ねぇ、生駒君。女装してオナニーをしていた事は内緒にしてあげる」
「えっ?」
「内緒にしてあげる代わりに私のお願い、訊いてくれる?」
この状況でのお願いと言うのは嫌な予感しかしない。けれど、断ればこれからの僕の立場が危うくなるので頷くしかなかった。
「分かったよ。けど、奴隷になれとか言わない…よね?」
「そんなことはしないわ」
とりあえずは、意味有り気な表情を浮かべる墨田さんはある物を取り出した。
「それって…ロープ?」
彼女が取り出したのは荷造り用のビニールロープの塊。何故こんな場所にあるのかと考えたが此処が体育倉庫で備品を運ぶために使うのであっても不思議ではないとすぐに思い至った。
「実を言うと私はSMに興味があったの。それで自分の家で自縛していたの」
「自縛…自分でやったの?」
「そうよ。けど、味気なくて偶に刺激が欲しい時は此処に来て自縛しているわけ」
祐希は小百合にちょっとした親近感が湧いてきた。自分も部屋で普通にオナニーしていると飽きてしまい、刺激が欲しくなる。
「お願いと言うのは何?」
「私に縛られて欲しいの」
「えっ?」
「自分で自分を縛った事はあるけど他の人を縛ったことが無いの。だから生駒君にはその役をやって欲しい」
簡潔に言うならば、人を縛りたいので協力しろと祐希は漸く理解できた。
「えっと…酷い事しない?」
「単に縛るだけだから大丈夫よ。さぁさぁ、両腕を出して」
今更断ることができない祐希は言われるがままに両腕を出すと右の手首に幅が6cmの包帯が巻かれた。反対側も同じように巻かれた。
「手首に包帯をすることで痛くならないし痕が付きにくいの。……これでよし、次は後ろに手を回して」
自縛していた経験からか小百合が周囲に怪しまれないように色々と工夫しているのが見て取れる。祐希は両手を腰の後ろで交差させると小百合は紐を縦に二回巻いて結び、横方向にも二回巻いて結ぶ。そしてさらに手首の間に紐を通して前の紐を引き絞って結んだ。
「痛くない?」
「うん、大丈夫だよ」
祐希の反応を見ながら小百合はロープの先を伸ばすと彼の下腹を二重に巻いて引き締めてからもう一度手首に縛り合せる。別のロープで胸から二の腕にかけてまた二重に巻いて引き絞って背中で結ぶ。そして手首の縄の先を上に延ばし、引き上げて胸縄の結び目に結び合せる。
祐希は試しに両手に力を入れて手首を引き離しにかかったり、左右に引いてみる。しかし、ロープが締まるだけで重ね合せた両手首は全くと言っていい程ずれない。
「出来たよ。始めて縛られた感想はどう?」
「悪くは無いかな?」
心にある戸惑いと興奮で祐希は曖昧な返事しかできなかったが、不思議と不快な気持ちは無くて心地よい気分になっている。
「まるで誘拐された女子高生みたい。生駒君って本当に男の子というより男の娘だね。華奢だし肌が綺麗で無駄毛とか無いから下着姿だけでも十分女の子だね」
股の膨らみが無ければ彼女が言うように水色の下着を着た女の子にしか見えない。男としてはマイナスイメージなのだが祐希はそう思っていない。思っていないが異性に見られて羞恥心は消えたりしない。
小百合は祐希をその場にあったパイプ椅子に座らせるとニーハイの上から足首と膝にロープを掛ける。上半身だけでなく足まで拘束されてしまうと本当に何もできなくなってしまった。
「口を大きく開けてね」
祐希は言われた通りに大きく口を開けると丸められた小布こぎれを入れられた。彼女は鞄からタオルを取り出すと祐希の口を覆うように当てて後頭部でしっかり結んだ。
「猿轡と言ってね。こうすると大声が出なくなるの」
「んんっ…んむうっ」
声を出したいが口いっぱいに入れられた小布のせいでくぐもった言葉にならない声しか出ない。
「これで囚われの女の子…いや、男の娘のできあがりね」
「んん…ふぅっ…」
いじわるな笑みを浮かべる小百合に祐希はささやかな抵抗として顔を俯かせ、拘束から逃れようと必死に体を揺らしている。けれど、解こうとしてもがけばもがくほどロープが体に食い込んでいき、段々気持ちよさに変化していく。
「そんなに腰をくねらせちゃって興奮しているの?」
「むぅー!」
「ふふっ、慌てちゃって可愛い」
「んぐぅ!?」
否定するようにもがく姿に小百合の嗜虐心が刺激される。祐希を椅子から立たせると首筋に息を吹きかける。思わぬ刺激に体が反応してしまい、跳ねてしまった。
「もっといっぱい鳴いてもいいんだよ。誰も来ないんだからさ」
「むん…ぐっ……!ふぐうっ…!?」
抵抗できない事を良い事に小百合は祐希の首筋を甘噛みしたり、胸を弄ったりして反応を楽しむ。祐希も体中に巡る刺激に心地良くなっている。
一通り楽しむと小百合はロープを解き、猿轡を外した。漸く拘束から解放された祐希は大きく深呼吸する。
「どうだった?痛い所とか痺れている所とか無い?」
「うん…大丈夫だよ。ちょっと興奮している」
今まで感じた事のない興奮を思い出したのか心拍音が速くなっているのを感じている。自慰に耽る事はあったがこれほどまで興奮したことが無かった。そのためか、この一回だけで終わるのは何だか寂しい気がする。
「あの…墨田さん」
「何?」
「もし墨田さんが良かったらの話だけど…また僕を縛って欲しいな」
羞恥心よりもまたあの時の興奮を味わいたい気持ちが強く、祐希は批難されるような目で見られるのを覚悟して小百合に頼んだ。
「良いよ。けど、条件があるわ」
条件と言う言葉に一体どんなされるのだろうか期待と不安が混ざり合った気持ちに対して無意識に生唾を飲む。
「私の事を小百合って呼ぶ事と時々でいいから私を縛る事。分からない事は私が教えるからね」
小百合は祐希に背中を見せ、手を後ろに交差させて微笑む。まさか縛って欲しいと頼まれるとは思ってもみなかったのか祐希は鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をする。
「私は縛るのも好きだけどそれと同じくらい縛られるのも好きなの。私も変態と言われても仕方がないかな」
困ったように笑う彼女を見て祐希は少しだけ肩の荷が降りた気分になる。
「分かった。よろしくお願いします、小百合さん」
「これで私達はプレイメイトよ。よろしくね」
かくして二人は誰にも言えない密かな遊戯を楽しむ仲となったのであった。